守永会頭より新年のご挨拶
2025年1月9日 お知らせ令和7年、新年明けましておめでとうございます。皆様方におかれましては、ご家族共々輝かしい新年をお健やかにお迎えになったことと、お慶び申し上げます。
今年の干支は、「乙巳(きのとみ)」。蛇は皮を脱ぎ成長するところから、変革の年・挑戦の年とも言われます。陰陽五行説では成長と結実の時期となる可能性が高いとされ、両者組み合わせの意味するところは、今までの努力や準備が実を結び始める時期を示唆しております。また辛抱の年とも解釈できます。マイペースを維持しながら着実に邁進することで結果が出る、堅実に前進することが肝要になります。さらに中長期の仕事や、それぞれの思い描く夢、人への思いなどが実る年回り、慈しみ育てる心掛けが求められる年でもあります。
さて今年は、「辰巳天井」株式市場では期待もありますが、気懸りもあります物価高騰と人手不足です。電気・燃料から食料品まで軒並み価格上昇が続き、労働人口は更に減少する。中小企業は、価格転嫁も十分に行えない中、雇用維持と人材確保のために無理な賃上げを行わざるを得ない。この状況は当分続くと推測されますが、中小企業や地元商店の疲弊は地域の衰退をも招来します。
世界に目を向ければ、ウクライナ戦争、紛争拡大する中東情勢、東アジアでは台中問題、韓国の政情不安があり、さらにトランプ大統領の就任に伴う世界の政治経済状況の変容が懸念されており、将にこれらは国内外にある「複合危機」と言えるでしょう。
これらの内外の状況と年回りを踏まえ私たちは地域の活性化と、更なる発展を自分事として捉え、地域の将来にわたる大きな構想を描かなければなりません。倉敷市では第7次総合計画に基づいて市民生活全般を俯瞰した基盤整備を実施されています。しかし、地域の安心や安全と活性化は行政任せや他人事でなく、私たちの意思と情熱と行動が結果に繋がります。まず、玉島の中小企業や商店が元気でなければ、まちは輝きません。商工会議所は「住みたいまち玉島」「起業家(アントレプレナー)のゆりかご玉島」を掲げていますが、これを実現するためには、いくつもの解決すべき課題や切り口があります。
個別具体的に羅列しても、作陽学園高校のボールアイランド構想。ホテル誘致と新倉敷駅周辺の再々開発。溜川から旧港と商店街の安全性向上と整備・活性化。駅から港湾エリアに至る交通動線の整備と用途地域の見直し。E地区やハーバーアイランドの立地企業との連携強化。農水産業を含めた地域の名産品創出。築50年を控えた商工会館の将来展望。数えればキリもありません。想いを形にすべく行動しなければなりません。
玉島は、交通インフラも整い、恵まれた自然、歴史と文化など地域資源があり、まちを元気にしようと尽力する意欲ある人々が数多活動されています。ただ、個々の最適解が全体としては悪手となることもあります。所謂、「合成の誤謬」を回避しつつ、人々の熱い思いを結集するのも商工会議所の使命です。
昨年来、高校生を含め若手経営者による「玉島リバイバルプラン」通称「タマリバ」などの活動も本格化してきており、本年の年回りに合致した準備や思い描く夢への前進も目に見えて参りました。このプロジェクトや他のプランも含め、慈しみ育てていきたいと願っております。皆様方の英知と行動が、面白くて、ワクワクする玉島を創り上げます。
私の会頭としての任期は本年10月末までとなりました、残された任期を皆様方と共に大車輪で活動して参ります。本年も引き続きの、絶大なるご指導ご協力の程、何卒宜しくお願い致します。
結びになりますが、皆様方の益々のご健勝ご繁栄を心から祈念し、年頭の挨拶と致します。
令和7年1月9日
玉島商工会議所 会頭 守永 一彦
今年の干支は、「乙巳(きのとみ)」。蛇は皮を脱ぎ成長するところから、変革の年・挑戦の年とも言われます。陰陽五行説では成長と結実の時期となる可能性が高いとされ、両者組み合わせの意味するところは、今までの努力や準備が実を結び始める時期を示唆しております。また辛抱の年とも解釈できます。マイペースを維持しながら着実に邁進することで結果が出る、堅実に前進することが肝要になります。さらに中長期の仕事や、それぞれの思い描く夢、人への思いなどが実る年回り、慈しみ育てる心掛けが求められる年でもあります。
さて今年は、「辰巳天井」株式市場では期待もありますが、気懸りもあります物価高騰と人手不足です。電気・燃料から食料品まで軒並み価格上昇が続き、労働人口は更に減少する。中小企業は、価格転嫁も十分に行えない中、雇用維持と人材確保のために無理な賃上げを行わざるを得ない。この状況は当分続くと推測されますが、中小企業や地元商店の疲弊は地域の衰退をも招来します。
世界に目を向ければ、ウクライナ戦争、紛争拡大する中東情勢、東アジアでは台中問題、韓国の政情不安があり、さらにトランプ大統領の就任に伴う世界の政治経済状況の変容が懸念されており、将にこれらは国内外にある「複合危機」と言えるでしょう。
これらの内外の状況と年回りを踏まえ私たちは地域の活性化と、更なる発展を自分事として捉え、地域の将来にわたる大きな構想を描かなければなりません。倉敷市では第7次総合計画に基づいて市民生活全般を俯瞰した基盤整備を実施されています。しかし、地域の安心や安全と活性化は行政任せや他人事でなく、私たちの意思と情熱と行動が結果に繋がります。まず、玉島の中小企業や商店が元気でなければ、まちは輝きません。商工会議所は「住みたいまち玉島」「起業家(アントレプレナー)のゆりかご玉島」を掲げていますが、これを実現するためには、いくつもの解決すべき課題や切り口があります。
個別具体的に羅列しても、作陽学園高校のボールアイランド構想。ホテル誘致と新倉敷駅周辺の再々開発。溜川から旧港と商店街の安全性向上と整備・活性化。駅から港湾エリアに至る交通動線の整備と用途地域の見直し。E地区やハーバーアイランドの立地企業との連携強化。農水産業を含めた地域の名産品創出。築50年を控えた商工会館の将来展望。数えればキリもありません。想いを形にすべく行動しなければなりません。
玉島は、交通インフラも整い、恵まれた自然、歴史と文化など地域資源があり、まちを元気にしようと尽力する意欲ある人々が数多活動されています。ただ、個々の最適解が全体としては悪手となることもあります。所謂、「合成の誤謬」を回避しつつ、人々の熱い思いを結集するのも商工会議所の使命です。
昨年来、高校生を含め若手経営者による「玉島リバイバルプラン」通称「タマリバ」などの活動も本格化してきており、本年の年回りに合致した準備や思い描く夢への前進も目に見えて参りました。このプロジェクトや他のプランも含め、慈しみ育てていきたいと願っております。皆様方の英知と行動が、面白くて、ワクワクする玉島を創り上げます。
私の会頭としての任期は本年10月末までとなりました、残された任期を皆様方と共に大車輪で活動して参ります。本年も引き続きの、絶大なるご指導ご協力の程、何卒宜しくお願い致します。
結びになりますが、皆様方の益々のご健勝ご繁栄を心から祈念し、年頭の挨拶と致します。
令和7年1月9日
玉島商工会議所 会頭 守永 一彦
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